院長の独り言:その5
現在の私の勤務先は大阪の梅田地下街にあります。梅田といえば、大阪の北の一大中心地です。阪急電車、阪神電鉄のターミナル駅があり、大阪メトロ(地下鉄)(梅田、東梅田、西梅田)の3つの駅、それとJR大阪駅の集まった場所です。毎日、大勢の人が行き交います。通勤客、買い物客、観光客、学生などなど。非常に多くの方がおられます。
その梅田の中でも阪急梅田駅に近い地下街に私のクリニックはあります。
クリニックの周りには色々なお店があります。洋品店、携帯ショップ、コンビニエンス・ストア、100円ショップ、ドラッグストア、化粧品店、ストレッチの店、占いの館などなど。もちろん食事をする場所もあり非常にバラエティーに富みます。
いつもランチをどこでいただこうかと迷います。迷うのもまた楽しです。今日入ったお店はトンカツのお店でしたが、混み合っていて、カウンターしか席がなくそこに座りました。しばらくすると横に一人の女性が座りました。慣れた様子で注文しておられました。非常に流暢な日本語でしたが、少しイントネーションが違うように感じました。また店員さんが「無料でご飯大盛りにできますよ」と言ったところ「大丈夫です」と日本のこの頃の若い娘の答え方をしておられたのです。でも何となく日本の方でないような感じがしていました。すぐ横でしたので、隣で携帯をいじっておられるのが見え、その画面も別に覗き込んだわけでなく、なんとなく見えました。LINEをしておられたのですが、文字はすべて漢字、すなわち中国語であり中国の方だったのです。他の店でも中国の方はよく見かけます。多いです。100円ショップにも外国の方は多いですね。アジアだけでなく、欧米の方もよく見かけます。梅田だからでしょうね。
阪急百貨店の地下には、“Foreign Customer Service”というコーナーがあり、買い物の税金の一部が返還されるとあって、いつも大勢の外国の方が並んでおられます。
当クリニックにも外国の方が来られることがあります。皆さん日本語が上手であり、診察に困ることはまずありませんが、英語を使って診察することもまれにあります。
私はイタリア語をほんの少しだけしゃべることができるのですが、今までの診察の時に、イタリア語が必要だったことはありません。もしイタリアの方が患者さんでいらして、目の前の医者がイタリア語をしゃべったらびっくりなさるでしょうね。ある日本で行われた学会でイタリアから眼科医の先生が招待されていました。その方にイタリア語で話しかけたことがあります。大層、びっくりされ、またイタリア語で会話ができるので喜ばれました。イタリア語をしゃべる人の人口は、英語などに比べると圧倒的に少ないですからね。
2019(令和元)年7月11日記す